純愛映画通の間では評判が高い映画のようです。中国映画「初恋のきた道」(1999年。チャン・イーモウ監督)をレンタルで観ました。原題は「我的父親母親/THE ROAD HOME」。「恋」、「愛」の言葉遣いは原題にはありませんが、それは最後まで観れば頷けます。チャン・ツィイーのデビュー作でもあります。
都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユー(チョン・ハオ)に恋してその想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ(チャン・ツィイー)。やがて、その気持ちにチャンユーも気づき、ふたりの心は通じ合います。しかし、「文化大革命」の波が押し寄せ離れ離れになってしまうふたり。ディは、町へと続く一本道で、愛する人を待ち続けます。
言葉にすれば「待ち続けます」とたったひと言ですし、待ち続けたその長い時間はサラッと描かれていましたが、ディが、チャンユーを信じて、体を悪くするほどずーっと待ち続ける姿には胸を打たれます。理由や理屈を超えた初恋、大自然の中でやがて結ばれる初恋に温かい気持ちになれます。回想シーンがカラー、現在のシーンがモノクロという色遣いも面白い。さらに、昔と今、親と子が感動的に交錯するエンディング。珠玉の中国映画です。
都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユー(チョン・ハオ)に恋してその想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ(チャン・ツィイー)。やがて、その気持ちにチャンユーも気づき、ふたりの心は通じ合います。しかし、「文化大革命」の波が押し寄せ離れ離れになってしまうふたり。ディは、町へと続く一本道で、愛する人を待ち続けます。
言葉にすれば「待ち続けます」とたったひと言ですし、待ち続けたその長い時間はサラッと描かれていましたが、ディが、チャンユーを信じて、体を悪くするほどずーっと待ち続ける姿には胸を打たれます。理由や理屈を超えた初恋、大自然の中でやがて結ばれる初恋に温かい気持ちになれます。回想シーンがカラー、現在のシーンがモノクロという色遣いも面白い。さらに、昔と今、親と子が感動的に交錯するエンディング。珠玉の中国映画です。