366844b8.jpg 映画での「色」から強い印象を得る女性からのお薦めで幻想的で不思議な映画を観ました。邦画「Dolls ドールズ」(2002年。北野武監督)をレンタルで。

 佐和子(菅野美穂)と結婚の約束を交わしていた松本(西島英俊)は、社長令嬢との縁談が決まり、佐和子を捨てます。佐和子は自殺未遂の末、記憶喪失に陥ってしまいます。挙式当日、そのことを知った松本は式場を抜け出し病院へと向います。年老いたヤクザの親分(三橋達也)と彼をひたすら待ち続けるひとりの女(松原智恵子)。事故で再起不能になった国民的アイドル(深田恭子)と彼女を慕い続ける孤独な青年(武重勤)。少しずつ交錯しながら3組の究極の愛が展開していきます。

 「やすとログ」でも何度か申し上げてきましたが、観る者に結論を委ね強烈な余韻を残す映画のほうが専門家や国際的な評価が高いと言えます。「色」、「音」、「印象」、・・など「ストーリー」以外の要素を純粋に楽しむために映画を観ることも大切だと思いました。この作品でも、ある「色」が、その色に対して私達が持っているのとは別の印象で、恋愛の哀しさ、残酷さを表現しようとしていました。