ae0067dd.jpg 高槻JC・小野先輩ご推薦映画の第7弾、邦画「大いなる完(ぼんの)」(1998年。高橋伴明監督)を観ました。原作は本宮ひろ志の田中角栄元首相をモチーフにした漫画です。

 激動の昭和初期を舞台にしたドラマです。時代に翻弄され、苦しみながらも逞しく生き抜いていく男と女の姿を描いた作品。政治家への道は「大いなる完(ぼんの)2」で続編として描かれることになります。

 男女模様が激しい。女性の人生を踏み台にしながらのし上がっていく完。踏み台にされながらもそれを自らの捧げる愛の形として受け入れていく女性達。その悲恋が、今の時代では不謹慎かもしれませんが、妙に美しいのです。中島みゆきの主題歌「私たちは春の中で」が胸に響きます(♪・・ああ、春は過ちの源・・♪)。