16697789.jpg
9237da58.jpg
 初日には講演が2つありました。1つめは「ひきこもりをどのように捉え支援するのか」。講師は国立国際医療研究センター国府台病院精神科部門診療部長・齊藤万比古先生でした。

 「支援事業」という視点から見た場合、ひきこもりという現象は、ひとつの観点からではとらえがたい現象であり、ひとつの側面への支援だけでは支えきれません。そして、ひとつの機関だけで端緒からゴールまで全て支援を担当することは難しいと言えます。さらに、関わりを持てば必ず改善するという「応報」的図式では支援を維持できません。

 ひきこもりの支援には地域が持つ使える方法は何でも投入するという柔軟な姿勢が必要です。