417c5c1b.jpg 好むと好まざるとに関わらず、「高槻市の失われた12年間」とも言われている3期にわたる奥本市政を吉田康人は引きつぐことになります。したがって、高槻市長選挙への出馬にあたり、奥本市政をどう評価し、どこに問題点があると考えていて、そして、それをどう変えていくかを明確にお示しする必要性があります。

 高槻市長選挙出馬表明記者発表(記者会見)(10月1日(金))では次に、「奥本市政への評価とそれが残した今後の課題」 について述べました。

<<奥本市政への評価と今後の課題

(1)端的に申しあげて総体的に、「可もなく不可もなく」が適当な表現と考えています。もっとも、変化の激しいこの時代において、「可もなく不可もない」と多くの市民が表現している行政を致命的な失策もなく「変わらず継続」してきたことについては一定の評価をすべきだと思います。

(2)しかし、「変わらない」ことで失ったものも多いことは指摘しておかねばなりません。一つには、高槻市政で長年続いている「箱モノ中心の行政体質」は相変わらず変わっていません。血税の積みのこしが約350億円あるにも関わらず、積極財政と言えば、JR高槻駅北口や同駅北東部の再開発への補助、助成のみです。高齢者福祉、子育て・教育を中心とするソフト面、人的な面での積極財政出動は封印されたままです。

(3)いま一つには、「高槻市職員が絡んだ斡旋収賄で現職(当時)高槻市議会議員が逮捕」、「高槻市営バス職員の公金詐取」、あるいは、「高槻市役所生活福祉担当職員の公金使いこみ」など、この4年間だけでもマス・メディアで取りあげられるような政治家・公務員の不祥事が相次いだことも指摘しておかねばなりません。これらは高槻市政、高槻市長選挙の「変わらない」なれあい・しがらみ体質に大きな原因があると言わざるを得ません。

(4)ますます激しくなる都市間競争を「可もなく不可もなく」では地方自治体は生きのこることはできません。ほかの地方自治体住民からも関心を持っていただけるよう「特徴ある」まちづくりへと改めていく必要があります。そのためにもまず、奥本市政の悪弊の一つであった「なれあい・しがらみ体質」を改めて、高槻市政に関わる政治家、公務員の信頼を回復しなければなりません。そのうえで、「箱モノ中心の行政体質」を改めて、後述するような政策の実現へ向けて積極財政を運営していかねばなりません。

(5)奥本市政の問題点で特筆すべきことは、橋下徹大阪府知事との関係の悪さです。大阪府庁では、奥本市長は「反橋下の急先鋒」とのレッテルを貼られてしまっています。現・奥本体制を支えその後継者と言われている立候補予定者を支える構えの市議会議員、労組など組織・団体は、「橋下批判」を市議会本会議を初め公の場で繰りかえしています。高槻市政発展のためには、この体制を抜本的に改め大阪府知事、大阪府庁との関係を改善しなければなりません。

(6)私は、大阪府域の再編、大阪の成長戦略の必要性、伊丹空港問題を含む都市インフラの整備といったいわゆる「橋下改革」に賛同するものであり、「出馬の動機」でも申しあげました「市民全体のための政治・行政」、「地域主権」を制度だけでなく実質的なものとするため、橋下府政を支持しこれと連携する高槻市政への再構築が必要と考えています。>>