eb4f3270.jpg 岩田館主からご推薦いただいたのは「マイネーム・イズ・ハーン」、「コレリ大尉のマンドリン」、そして、この作品です。米国映画「アトランティスのこころ」(2001年。スコット・ヒックス監督)をレンタルで観ました。

 1960年の夏、11歳のボビー(アントン・イェルチン)は友達のキャロル(ミカ・ブーレム)とサリー(ウィル・ロッタール)との3人で楽しい毎日を過ごしていました。ある日、ボビーが母親リズ(ホープ・デイヴィス)と二人で住む家の2階にテッド(アンソニー・ホプキンス)が引っ越してきました。知的で、物静かで、そして、不思議な力を秘めるその老人へ特別な親しみをボビーは感じていきます。テッドは、その不思議な力のため、謎の男達から狙われていました。そして、その男達が直ぐそこまで迫ってきたのです。

 DVDの特典映像でアンソニー・ホプキンスがインタビューを受けています。それも興味深い。役だけでなく自分自身にも霊感が備わっていることを語り、子役のアントン・イェルチンの潜在能力に大きな敬意を払っています。超能力を持ち、そして、子供ともひとりの人間として対等に向き合おうとする役どころを、単なる演技ではなく、自らの人間力でこなしていることがわかります。「小さい頃は楽しいことばかりでアトランティスのような幻の国にいるようだ。しかし、大人になると幻の国は消える」。子供時代に対する振り返りかたが実に自然で素晴らしい映画でした。

 岩田さん、ご推薦3部作、ありがとうございました。