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 まず、中学・高校サッカーでは「応援」が与える影響は大きいと改めて反省させられる試合でした。

 会場の都合により、チーム・メートらによるいつもの組織的な応援ができませんでした。そこで、こと「応援」に関してはスタンド勝負(笑)。保護者を初め京都橘の応援団も多数でしたが、伏見工業はラグビー部の友情応援、保護者を含めその倍は下りませんでした。

 試合早々、京都橘の動きは決して悪くはありませんでした。しかし、伏見工業のあらゆるプレーに対してスタンドからの声援、拍手が飛び、同チームに勢いがあるような雰囲気ができてしまいました。完璧、「アウェイ」状態(笑)。京都橘の選手らにこの雰囲気に飲まれてしまっている様子も。

 「応援」を差し引いても、伏見工業は確かに強かった(^_^;)。

 試合は終始、伏見工業に押されていました。京都橘は、その動きが読み切られ、試合の流れをこちらへ引き寄せられない苦しい情勢。鮮やかな先制点を奪われてからはさらに重苦しく。ただ、前半終了間際にゴールを何とか捻じ込みました。その底力はさすがです。前半終わって1-1。

 後半に入り、京都橘の多彩な攻めが目立ってきましたが、伏見工業のカウンターの連続で依然苦しい試合展開。ボールを回して自らのペースを落ち着いて取り戻そうと試みるも、攻め切れませんでした。後半は0ー0。勝負はPK合戦へ。

 結局、5人全員が決めた京都橘が(PK)5-4で伏見工業を下しました。

 伏見工業の選手らはグランドに泣き崩れました。保護者も応援団も。そして、感極まったんでしょう、京都橘の選手らも我ら応援団も泣いていました。ピッチとスタンドとが一体となった素晴らしい試合でした。京都橘の選手らには、この経験を、次の試合、さらに、これからの人生に活かしてもらいたいと願います。