af2e61ed.jpg全4事業者の給食は統一メニュー、かつ、食材や調味料などの種類、分量も指定。にもかかわらず、見栄えも味も全く異なりました。まずこのことに驚きの声が上がりました。

試食後、副市長および全区長で議論。その詳細内容については、影響が大きすぎるので、まだ申し上げられません。ただ、論点は大きく分けて2つに整理されます。一つは、給食の内容に関するもの。コスト、味、事業者ごとの味の違い、調理方法、栄養、輸送方法・距離、委託契約など、多岐にわたる問題提起がなされました。問題提起というより、それらはすべて区長会議の中では問題提起済みで、単に確認のレベル。今は判断、決定のタイミングのはずです。

いま一つは、行政としての仕事のやりかた。すなわち、公募区長就任以来、いや、給食導入直後から、こんなにも不満の声が利用者(生徒、保護者)から上がっており、こんなにも大きな議論が関係各所で戦わされているのに、教育委員会はこれまでいったい何をしてきたのか?。今頃、「さあ食べてみてください」というのはタイミングとしては遅すぎる。しかも、「今後、中学校の給食制度をどうするか?」、その判断をするための資料、あるいは、教育委員会の考えがほとんど提示されていない・・。教育委員会の仕事の拙いやりかたを指摘する区長が大半でした。

教育委員会から各区長へは平成25年度以降の給食制度について意向確認調査が来ています。期限は今週中。「給食は現状のままであり改善策も講じられないとしたら」という「前提」でこの調査に回答するのか?との区長側からの質問に対し、教育委員会の答えは「そうだ」。全く話にならない。結局、区長会議から教育委員会へは、詳細資料の提出、ならびに、今後の対策を文書で示すことが求められました。

「あと味」の悪い試食会でした。