行政現場での経験から、日常の事務についてもうひとつ。
「今年は、コロナ・ワクチンやオリンピックのことがあり、国際社会と私達の生活とのつながりを国民が強く意識する年になるであろう」との年頭訓示をしました。
「行政職員の日常的な事務も世界標準をめざすべき」が吉田康人の持論。本気でそう思っています(笑)。「不適切な事務」に関連して述べた「日常事務の細部に行政の真実が宿る」(5月10日付「やすとログ」( https://log.yoshidayasuto.jp/archives/5752216.html )とも併せて、書き留めておきたいと思います。
6年前に述べたことです。「時差ボケ」がありましたらお許しください(汗)。
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<「平成27年住吉区長年頭訓示」より抜粋>
(前略)
私はそのために、みなさんの日常事務の細部にわたるまでしっかりこの目で見て、時には処方箋を出していきます。私が何故、日常の決裁のしかた、会議の行いかた、報告のしかた、お客さまへの接しかたの細々とした部分にまでチェックをしようとしているのか?。それは、日常事務の細部に実は行政の真実が宿っていると考えるからです。
区役所職員としての行動規範、如何に行動すべきかの真実は、みなさんが区役所のひとつひとつの実務をどうこなしているかに見ることができます。住吉区役所のありかた、住吉区役所が区民のみなさんのお役にどのようにして立っているかの真実は、私達の日常事務のひとつひとつに見ることができます。
(中略)
みなさんひとりひとりにも、「自らの毎日の事務が、住吉区役所全体のマネジメントとどう関わっているのか」をしっかり意識して仕事を行っていただきたいと思います。そして、先ほども申し上げたとおり、みなさんの大阪市職員、住吉区役所職員としての行動規範は日常事務のひとつひとつに現れるものであり、また、この住吉区役所のありかたは私達の日常事務のひとつひとつに現れるものであるとの気概を持っていただきますよう強くお願いいたします。
最後に、年末、年始、テレビドラマの多くの総集編を見ました。NHKの回し者ではありませんが、世界に普遍的な価値観を日本へ入れることをめざした「マッサン」、「花子とアン」、天下と世界とを同一視した「軍師官兵衛」、世界貢献をめざす「花燃ゆ」。世界と我が国との関わりを描いた素晴らしいドラマです。
ドラマだけでなく、世界との関わりなくしては語れない出来事がこの国で相次いで起こっています。
私は今年、この傾向がますます強まり、「私達の日常生活、先ほど申しました日常の私達のひとつひとつの実務、さらには、未来へ羽ばたく子供達の描く夢」と世界とが切っても切れない密接なものになっていくと考えています。「だから、国際社会の勉強をしてください」と申し上げたいわけではありません。
区役所で行われる日常業務や日常事務のひとつひとつが、「世界標準と合っている」か、「世界の窓口のひとつとなるこの大・大阪の役所として相応しい」ものであるか。そして、「世界に貢献できるこのまちを・子供達を育むことができる」行政になっているか。それが問われる時代の入口に私達は立たされています。
そのことをしっかりご認識くださいますようお願いを申しあげて私からの年頭訓示といたします。
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