和泉市を含め、全国の地方公共団体で昨年度末、福祉関連の行政・基本計画が改定されました。改定時期に当たる計画が複数あり、どこの地方公共団体も大変な事務に追われたはずです。
「やすとログ」でも何度かに分けて今後、これらの改定についてご報告していきます。まず、「地域福祉基本・活動計画」です。5回目の策定、「第5次計画」となります。
時代が変わりまして、冊子の発行ではなく、ホームページへのアップをもって「公表」ということになります。URL(和泉市ホームページ)は次のとおりです。
https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/fukusibu/fukusisomu/gyoumu/izumisitiikifukushikeikaku/1554263248462.html
詳細は、上記ホームページをご覧ください。
和泉市は、新「計画」とともに迎える新年度を「地域福祉改革元年」と位置付けました。これに関連して、今回策定のポイントを何点かご紹介します。
■「ビジョン、理想」を新たに
新たに掲げるビジョン、理想を明確にしました。具体的には、「自助、共助、公助の連携」を前提に「自助・共助をささえる共助・公助」の役割、「市、市社協、校区社協の協力関係の強化」、そして何よりも、新「計画」のスローガン「誰もが主人公!」へ込めた意味。これらを明確にお示ししました。
■「基本計画」と「活動計画」とを一体に
これまでは、「地域福祉基本計画」「地域福祉活動計画」を個別の計画として策定していました。今回「計画」からは、和泉市と市社協とが協働して地域福祉を推進していくため、両「計画」を一体的に策定しました。
■不断の「改革」をめざす
不断の「地域福祉改革」を実現するため、まずは、機運の醸成、意識改革、体制整備、議論の場づくりに力点を置くことにしました。さらに、つくって「やれやれ」ではなく(笑)、時代や環境の変化を見極め進捗管理を行いながら、新「計画」は毎年度見直すこととしました。
■「策定方針」の「見える化」・共有
策定とともに、策定へ至るプロセスも大切です。新「計画」策定の前段階で、「策定方針」を「見える化」し市民代表を含む関係者一同で共有しました。具体的な「策定方針」は次のとおりです。
・「横串」「縦串」の差しかたを明確にする。
・取組みの絞り込みを行ったうえで、それぞれの「目的」、「業績目標(アウトプット)」、「成果目標(アウトカム)」を明確にする。
・それぞれの課題に対する「自助」「共助」「公助」の連携・役割分担。また、「自助」「共助」を「公助」で、「自助」「共助」を「共助」でどうささえていくのか。これらを明確にする。
・旧「地域福祉基本計画」の部分と旧「地域福祉活動計画」の部分との関係性を整理し直す。
・「ささえる側」「ささえられる側」の二元論を超えて、「誰もが役割を持ち輝くことができるまちづくり」というビジョンを明確にする。
・この「策定方針」を前提に、アンケート調査を実施し、外部委託事業者を選定する。
・この「策定方針」のつくりかたは、外部有識者などによる「福祉アドバイザリー事業」で協議する。
以上が、今回策定のポイントです。上述しましたとおり、新「計画」は毎年度見直します。ホームページへアクセスしていただきご提言などお寄せいただければ幸いです。
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